こんにちは。織田です。
フランス語脳プロジェクト読解編、
第十回の授業をお送りします。
今日のテーマは、単純過去と指示形容詞、所有形容詞です。
この項目については初級編で一度話をしていますが、
今日はもう少し突っ込んだ話をしておきます。
現物が現れるとやっと本格的な話ができるので、
私としても、うれしいです。
単純過去とは何か?
文法書には細かいことがごちゃごちゃと
書いてありますが、本質は一つ。
カメラがアップになって、その動作を映している
という感じです。
複合過去や半過去のように奥行きがない。
その行為だけが「バーン」と映されているわけです。
文法書には、単純過去を連続して使うと、
文体がスピーディになると書いてあったりしますが、
それはそうです。
その行為、その次の行為がカットアップされて、
コマ送りされているような感じをうけるからです。
こういう気持ちで単純過去を使いこなし、
読み込ませるようになってください。
また、今日は、指示形容詞や所有形容詞についても、
話をします。
これもまた、初級編で話をした内容よりも、
やや現場目線の話になっています。
指示形容詞をみたら、「この~」「あの~」とか、
所有形容詞をみたら、「私の~」「彼の~」とか、
そういう訳しか思いつかない人はかなり多いと思うのですが、
それだけだとかなり苦しい場面が多々あります。
これをどう乗り切るのか?
初級編で話をした、矢印のイメージ、名札のイメージを、
踏まえたうえで、あるコツを知ってください。
そうすれば、あなたの指示形容詞、所有形容詞の処理能力は、
フランス語のプロの翻訳者レベルです。