こんにちは
織田です。
第31回の授業です。
今回からいよいよ時制についてお話ししていきます。
時制とは何かというと、
自分の状況を物語る文法のことです。
たとえば、「自分がかつてどのような状況で、
いまどのような状況にあり、これからどうする」。
こういう風に自分の状況を語ることができなければ、
他人と深いコミュニケーションをとる事はできません。
逆に、こういう風に自分の状況を物語ることが
できるようになるとフランス語も中級者だということは、
おそらく想像には難くないと思います。
ただし、この文法項目は、
フランス語学習者にとって、最後の大きな壁です。
動詞の活用というフランス語独特の難解な知識と、
意味不明で、例外だらけの文法知識の連続。
これがあることで、多くの人が
この時制の壁の前で躓いてしまいます。
しかしながら、これまで何度も言っているように、
文法は人が使っている以上シンプルなものです。
そもそも例外などを大量に覚えて使いこなせるほど、
脳は優秀ではありません。
時制にはシンプルな使い手の気持ちがあり、
それがいろいろな状況で使われているだけです。
遠くからみると複雑にみえるだけです。
まずは使い手の気持ちをおさえて、
その気持ちにそっていろいろな状況を確認してみてください。
そうして納得したならあなた自身も
この文法項目を使えるようになってくるはずです。
感想お待ちしています。