こんにちは。織田です。
第34回の授業です。

今回は条件法がテーマです。
この項目、時制の中でも最も重要です。

この条件法は、話し手が、
それは事実では「ない」と考えているものです。

つまり、否定が入っているんですね。
事実の裏返しを語る方法です。
したがって、ここを曖昧に理解していると、
否定されているのに肯定されていると受け取ってしまいます。

この条件法を不十分にしか理解していないと、
事実をあべこべに受け取ってしまうというわけなのです。

ちょっとした語尾の変化で大変な違いがあります。
さらに、この本質を理解する事で、
条件法のもう一つの重病な用法も理解できるはずです。

この用法は従来の文法書にはあまり書かれていませんが、
きわめて重要な内容になります。

私の言葉ではなく、他人の言葉だということを示す条件法です。
これを知らないと、反論するために引用された文を、
筆者の主張として受け取ってしまいますね。

そうなれば、文章解釈はがたがたになります。

以上を一言で言うと、条件法の本質を理解していなければ、
意味をあべこべに受けとったり、間違って受け取ることになるということです。

本当に重要な内容です

最後まで集中して聞くようにしてください。